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G検定の合格ラインと対策方法 そもそも受験する価値のある資格なのか!?

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こんにちわ。

先日の11/9(土)G検定を受験したので合格ラインと対策方法とそもそも受講する価値がある資格か、について書いていきたいと思います。

G検定概要

ディープラーニングに関する知識を有し、事業活用する人材(ジェネラリスト)と、ディープラーニングを実装する人材(エンジニア)の育成を目指します。 各々に必要な知識やスキルセットを定義し、資格試験を行うとともに、協会が認定した事業者がトレーニングを提供します。

受験の背景

筆者の受験背景ですが、筆者の会社がとにかくAIを使うのだ!という偉い人からの風潮と圧力のためという理由が30%程度ありつつ、実際に昨今の一つのブームであるAIについてよくわからなかったため、どのようなものなのか具体的に知りたい、という目的で受験を決めました(会社からも奨励金出るしね笑)

余談ですが、試験日前日は都内の電車でG検定の対策本を読んでいる人を多数見かけたので、相当数受験しているんだなと感じましたし、会社内でもG検定を受験する同僚が多数いたため、注目度は高い資格かと思います。

合格ライン目安

これについては明確にどの程度で合格、と公式側からの発表は無いので具体的には分かりませんが、筆者の職場で先に試験を受けた方々から聞いた話では6割〜7割の正答率で合格できるとのことです。

各人の感覚なので本当にそのくらい出来ていたのかは曖昧ですが、試験を受ける際のおおよその参考になるのでは無いかと思います。

比較になるか分かりませんが、IT系の資格で基本中の基本である、基本情報技術者試験の合格点が60%ですので、それと同じくらいの出来であれば合格可能、ということになります。

2019/11/18追記

合否判定の結果メールでは受験者の約7割が合格されていました。なので試験の難易度としては低めであると言えると思います。

G検定の対策方法

筆者はzero to oneというサービスの人工知能基礎(25,000円)とG検定実践トレーニング(15,000円)のオンラインコースを購入して勉強しました。こちらのサービスは説明も分かりやすく、問題も非常に豊富でいつでも通勤中でも聞けたりしたので、G検定対策としては非常に有用です。

他にも無料で学習ができるStudy AIなどのサイトを利用して勉強したり、【ディープラーニングG検定公式テキスト】を利用して勉強しました。

このディープラーニングG検定公式テキストはG検定を受けるのであれば持っていた方が学習効率が上がるためオススメです。テキストや問題集等は他にも

  • 【AI白書2019】
  • 【深層学習(プロフェッショナルシリーズ)】
  • 【人口知能は人間をこえるのか ディープラーニングの先にあるもの】

など色々とありますが、個人的にはディープラーニングG検定公式テキスト一冊あれば十分かなと思います。

仮にStudy AIなどで問題を解いていた際によく分からなかった場合にこちらの公式テキストを読めば大抵のことは網羅されており、難しい部分の内容も分かりやすく良かったでG検定を受験されるのであればオススメの1冊です。

ただこれ一冊のみの勉強ですとなかなか本番で問題に触れた際に回答が思い出せないという事も多々あるかと思いますので、このテキスト+【zero to one】や【Study AI】や【徹底攻略 ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集】などで問題を解きまくる事をオススメします。

受験してみた感想

実際に試験を受けてみて、出来としては8割は出来たかなと思っています(まだ合格したわけでは無いのであまり強気な事は言えませんが、、)

→合否がわかれば更新します。

2019/11/18追記 合格しました!

また、非常に万全の体制で試験に望んだつもりですが、筆者のように有料サービスを利用しなくても、ディープラーニングG検定公式テキストで勉強+無料のStudy AIで実践トレーニングのみでも十分かな、と思いはします。

理由としては

  • Study AIで出題される問題がそのまま本試験でも見かけるため、答えが瞬間で分かる問題がいくつか出題される
  • G検定の試験は自宅受験であるため、分からなければWeb検索が可能

であるためです。

例えば強いAI・弱いAIを提唱した人物は誰か?という問題について分らなければWebで検索すればすぐに答えが分かります。(ちなみにジョン・サールさんです)

しかし、120分で226問出題されるので、1問にかけられる時間は平均でおおよそ30秒ほどになります。なので全ての問題を調べて答えを探すのは不可能と思っていた方が良く、合格するためにはある程度の勉強は必須かと思います。

また、人工知能自体が現在進行形で発展しており、様々な新しい発見や技術が出てきたり、関連法律が変わったりと目まぐるしく変わっているため、どの参考書にも掲載されていない問題も出題されることがありますが、分からない問題は時間のためにも捨てる事も重要かと思います。

勉強時間については1ヶ月間、毎日1時間程度勉強すれば十分合格出来る試験という印象を現状持っております。ちなみに筆者は2ヶ月間、会社の昼休みの1時間弱の時間を利用して勉強しました。

G検定の受験の価値

最後に、G検定を受験する価値についてですが、G検定はあくまで人工知能の入門、という位置付けであるためG検定を取得できるレベルの知識を有したとしても即刻ビジネスで活かせるレベルか?と言われればそうでは無いと思います。

しかし、AIの過去の歴史から現在どのように発展してきたのか?AIが得意な分野と苦手な分野、既にAIが人間よりも実用レベルで有用になっている分野、など人工知能の状況について学ぶには非常に良い試験かと思います。

筆者の会社で言えば、意思決定権を持っているマネジャー層には全員取得して欲しいと思うような資格でした。(なんでもかんでもAIで出来るわけじゃ無いんだぞ!という事を知って欲しい、という意味で)

また、今後AIを利用してビジネスをしたいと思っている営業の方やとにかく巷で流行っているのでAIについて学んでみたい、という方には資格取得をオススメする資格です。(文系の方でも理系としての専門知識が深く必要になるような問題はなく、あっても簡単な計算程度なので十分取得可能かと思います)

一方で転職で活かせる資格が欲しい、という方にはG検定はそこまで効力を発揮するような資格には思えなかったため、個人的にはあまりお勧めできません。

 

何かの参考になれば幸いです。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。