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こんにちわ!
コンビニとは英語で記載するとConvenience Storeと書かれるように非常に便利なお店であり、私達の生活には既に欠かせない物となりました。
現在の日本において田舎でも最低コンビニはある、と言えるくらい存在しており、もはや日本の社会インフラ、と言っても過言ではありません。
そんな便利なコンビニですが、先日東大阪市のセブンイレブンの店主が人手不足を理由に営業時間を短縮を行ったところ、契約解除と違約金1700万円を要求された事が非常に話題になりました。
そんな便利なコンビニついて現在何が問題となっているのか、また今後どのような対策が考えられていくのかについて見てみたいと思います。
コンビニの問題点
現状でのコンビニにおける問題点としては以下のような問題があります。
コンビニ業界が飽和状態
どれだけ田舎に行ってもコンビニは存在するというくらいコンビニを見かけるようになりまいした。
それくらい全国にはコンビニが溢れていますが、コンビニ業界は5万店舗が飽和点であり、それ以上の店舗数が増えても利益は増えない、という風に言われていました。
そして既にその5万店舗は2012年度に突破しており、現在は5万後半の店舗があると言われています。
この状態はコンビニが有り過ぎて隣のコンビニの売上を隣のコンビニが奪い合う、というような状態であることを示しています。
ちなみに私の住んでいるところの最寄り駅にもファミリーマートが駅の周辺だけで3店舗も存在しており、こんなに必要だろうか、、とよく思っています。
サービスの多様化
昨今のコンビニでの業務は物凄い多岐に渡ってきています。
- 商品の販売に伴う品出しや仕入れなど
- レジ打ち
- 公共料金の決済
- メリカリ等の配送サービスの対応
- ライブチケットの購入
- 交通機関の料金支払い
- コピー用紙の入れ替え
- タバコの銘柄を番号で覚える
- キャンペーンポスターの対応
- 店内清掃
- 調理器具の清掃
- 各種ポイントサービスへの対応
- 本棚への対応
- etc・・・
とにかく沢山有ります。最近はキャッシュレスへの対応でコンビニがいち早く導入してくれている印象がありますが、レジ前のこのキャッシュレスサービス使えます、の数が物凄い事になっています。
24時間営業
コンビニは基本24時間営業が常になっています。
(だからこそ、配送サービスなんかは非常に人気が出ているのかと思っており、筆者も非常に助かっています)
しかし、24時間営業という事は一般的なサラリーマンであれば定められている勤務時間は8時間が多いかと思いますので、少なくても1店舗を回すためには3人必要という事になります。
つまり健全にコンビニを回すためには1店舗で3人は必要という事になります。
また、24時間営業をした方が深夜帯の売上は大したことがなくても日昼帯の売上が伸びる、というデータがあります。
そのため、コンビニ業界としては深夜の営業を継続する姿勢を崩してはいません。
ただし、最近はスーパーでも24時間営業の店舗が出てきたりしているため、そうしたライバルとの戦いもコンビニ業界としては問題になりつつあります。
人手不足になる理由
こうした各種課題があるコンビニ業界ですが、人手不足になりがちです。人手不足と言っても基本的にコンビニはオーナーがいてアルバイトが沢山いる、という事業形態が基本です。
そのため、社員(オーナー)が1人、ないしは夫婦で2人、で他はアルバイト、というのが基本になります。
そのため、人手不足になる理由はアルバイトが雇えていないという事が理由になります。
ではアルバイトを雇う事が出来ない理由としては、、
- そもそもの店舗数が多いので全体母数として必要な人間の数がかなり多い
- 近場にコンビニが沢山あるので店舗もあるので、奪い合いになっている(過剰供給)
- 覚えなければいけない仕事が多いため、他のアルバイトと比較して魅力が低い
- コンビニ自体の売上が既に頭打ち感があり、賃金を多く出す事が出来ない
- etc・・・
と業界構成としては基本的に人手不足になるのは明白な状態と言えます。
そのため、昨今はコンビニでのアルバイト員に関しては外国人労働者が物凄い増えたという印象を受けます。
無人化コンビニは可能か
現在何でも人手で行うのではなく、テクノロジーを使って業務効率化を進める流れが社会的にも加速していますが、コンビニもそのような流れを作る事が出来るのでしょうか?
また、コンビニにおいて究極系である無人化は可能なのでしょうか?
実際に中国では完全無人化の店舗が出てきており、日本も将来的にはそうした店舗も出店可能になっていくと思われます。
中国での仕組みは非常に面白くて中国国民全体に対して信用度というスコアを国が管理しており、例えばお店で万引きしようものならスコアが非常に落ちます。
スコアが低いとクレジットカードが作れないとか社会的に物凄い苦労をすることになります。(中国は現金を使わないような文化の国になりつつあるため、クレジットカードなどを作れない=買い物出来ない、という事)
日本ではまだまだ万引きなどが問題となっているため、コンビニの無人化は難しいでしょうが、中国の例にあるように将来的にはそうした社会になっていく事が想定されます。
いずれはロボットがコンビニで商品を並べたりしている日が来るかもしれませんね。
まとめ
コンビニ業界の問題点と昨今話題になっている人手不足について見てみました。
ニュースにもなっていたセブンイレブンのオーナーの件については筆者も非常に可哀相だなと思いました。
是非とも皆が住みよい日本になるように企業としての売上のみを考えるのではなく、日本が発展していけるような経営をセブン&アイのような大きな会社には期待したいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。