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脱サラという生き方・選択肢について成功と失敗を考える

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分52秒です。

こんにちわ

誰もが一度は考えるであろう脱サラについてそのような選択をした場合の成功と失敗を考えてみたいと思います。

脱サラする目的

何故脱サラを目指すのか?これが無いのであれば脱サラなどすべきではありません。

今の職場が嫌だからと勢いで脱サラしてしまえば、その後はもっと悲惨な状況になりかねません。

なので、脱サラしたいのであれば何かしらの理由を持つべきであると思います。

その理由が脱サラする事で達成可能なのか?可能である場合脱サラする事によるメリットは脱サラする事によるデメリットに勝る物なのか?が重要です。

仮にデメリットがメリットに勝るようであれば脱サラは決行すべきだと思っています。

 

筆者の場合の脱サラによるメリット・デメリット

筆者の場合、多くの家族で楽しく過ごす、という大目標があるため、脱サラは非常に魅力的です。

そんな筆者のケースで見ると脱サラのメリットは以下のようになります。

メリット

時間の確保

家族と過ごしたい、と思っている筆者にとって脱サラする事によって時間を得られることはこの上ない喜びです。

育休取得率の低い日本において子育てにおいて夫が時間投資出来るというのは子供にとってもメリットが大きいと思います。

また妻の家事育児に負担軽減や妻の社会復帰に関しても大きくメリットがあります。

 

居住地制約からの解放

仮に職場が東京駅である場合、居住出来る範囲は東京駅から頑張っても約2時間以内で通える範囲ではないでしょうか。

これが脱サラ出来れば職場から通える範囲に住まなければいけない、という制約から解放されます。

つまり各人の好きなところに住むことが出来ます。

子供4人を抱える事の出来る広い家に住みたいと考える筆者にとってこれは物凄い魅力的です。

北海道出身の筆者としては庭でBBQ出来るくらい広い家を希望しています(笑)

 

働き場所については働き方改革でもなんとかならないかなと他力な部分も少し期待しています。

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デメリット

金銭的損失

脱サラする事によって毎月安定した収益が無くなります。

脱サラする際には金銭的な問題を解決出来ていなければ実施しない方が多いと思いますが、そうでない場合は金銭的にはかなり苦しくなり、早期に戻サラになりかねません。

また、給与収入以外での収入の場合、非常に不安定な収益になる可能性もあり、精神的な部分であまりいい影響がない可能背もあります。

 

社会的地位の喪失

まだまだ日本では働いていない期間、というのは社会からも年配の親戚からもシビアな目で見られます。

脱サラしても自身で起業し、常に最前線で仕事をしている、というのであればそういった事もないでしょう。

しかしそうでない場合は社会的な地位の喪失や世間体などでは苦労する事になります。

また、働いていない場合は通常働いていた時と比較してスキルが落ちていきます。

また復職したいとなった際に自身が保有しているスキルが陳腐かして社会が求めているスキルと異なる、となる可能背もあります。

こうした社会情勢に合わせたスキルを脱サラする事によって保有しずらくなってしまう、という事もリスクとして考えられます。

 

社会性の喪失

会社で働いていれば多くの人間と触れ合う機会がありますが、脱サラする事によって社会と隔離されたようになる事もあります。

より積極的に色々なところへ参加される方であれば異なるでしょうが、内向的であれば社会との繋がりという意味では脱サラする事によって薄くなります。

 

筆者にとっての脱サラ

筆者にとって目的を達成するために脱サラは非常に魅力的ですが、現状ではデメリットの方がかなり大きいです。

なにより金銭的に生きていけません(笑)

しかし、金銭的に生きていけるようになった場合に脱サラするのか?と問われた場合、それはそれで難しい選択です。

例えば筆者の場合、多くの家族と他しく過ごす、という目標に関してですが、父が四六時中家にいても小学校高学年くらいの子供達からしたら何故いる?と煙たがられる存在かと思います。

また、中学生にもなれば親と一緒に頻繁に遊びに行くという事も無いと思います。

なので、居住地の自由については大きなメリットですが、時間が確保出来る、の部分については子供が小さい時の期間限定のメリットであり、大きくなった後は別にそこまで重要ではありません。

そう考えると筆者にとっては脱サラよりも育児休暇などの方が性分に合っているようにも思います。

金銭面での脱サラ可能ライン

では仮に脱サラしたいとなった場合、金銭面から見て実行するにはどのようにしたら良いのでしょうか。

働かなくても一定以上の収入を得られる事、もしくは生涯賃金を既に稼ぎ切っている事が条件になるかと思います。

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現実的に考えて脱サラしたいと考える若年層が生涯賃金を稼ぐのは交通事故より確率が低いと言われる宝くじにでもあたらない限り難しいと想定されるため、以下が達成条件になります。

 

毎月の生活費<毎月の収入

筆者の場合、独人時代であれば旅行とかを毎年1回はしたとしても月20万もあれば十分でした。

→年収240万円

また一般的な家庭であれば平均毎月35万円というデータがありましたので、こちらで見てみたいと思います。

→年収420万円

 

目標達成(240万円/420万円)に向けて

仮に資産運用でこれを達成しようとした場合、いくら必要でしょうか。

非常に安定していると言われているETFなどの配当でそれを達成しようとした場合、良くて年間3%のリターンですので、それぞれの達成条件は、、

独身:8,000万円

結婚:14,000万円

が必要になります。。

若年層でこの資産を貯める事が出来たのであれば別に配当に頼らずとも稼ぐ手段を十分保有されているかと思いますので、脱サラしたければしても何も問題ないかと思います。

 

また少し安定性は欠きますが、高配当株で有名なアメリカンブリティッシュタバコ[BTI]は大体いつも約7%の配当利回りです。

このケースで見ると

独身:3,429万円

結婚:6,000万円

となります。

ギリギリ独身ならいける人もいるか?というくらいの水準です。

 

株の配当は近年増配なども行われているため、一概にこの限りとは言えません。

しかし、増配もあれば減配もあるし、株価上昇もあれば株価下落も有り得ます。

いずれにしろ株の配当のみでギリギリで生活する、というのは結構危険であると筆者は思っています。

資産運用における利回りとリスクは比例関係にあり、安定した給与所得がある場合であれば、高リスクな高利率案件をやっても良いとは思いますが、脱サラ後にあまり高利率案件はオススメ出来ません。

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ただ、こうした配当金収入の他に仮に年間100万でも200万でも稼ぐことの出来る副収入が他にあれば十分生活は可能であり、脱サラの敷居は急に下がります。

そのため、金銭面での脱サラ可能ラインは資産運用だけではかなり厳しいですが、資産運用の他に副収入があれば敷居は急に下がります。

仮に脱サラをして副収入としてアルバイトをして年収が200万円、資産を3000万円保有していて年利5%の配当金で150万円の合わせて350万円もあれば、家庭状況にもよりますが、贅沢しなければ十分に脱サラは可能であると言えます。

 

脱サラの成功と失敗

脱サラしても成功した人と失敗した人がいるかと思います。

ではどのようなケースの場合、成功した、失敗したと言えるのでしょうか。

成功ケース

脱サラして成功するケースとしてはそれまで会社という枠に縛られていて自分のやりたい事が出来なかった人です。

脱サラする事によって時間的自由と金銭的自由を手にし、各自がやりたい事が出来ます。

それによって人生の目的、人生でやりたかった事を達成した際には間違いなく成功したと言えるでしょう。

 

失敗ケース

対して失敗ケースには色々なパターンが考えられます。

資産が底をつく

これは最悪です。

脱サラしたはよいものの、資産が底をついてしまい、戻サラするしかない状況になった場合、市場価値は少なからず減少するでしょう。

そのため、以前働いていた時よりも条件の悪い会社で働かく可能性が高くなります。

これは脱サラした人の中でも最悪の失敗パターンだと思います。

 

することが無い

これも脱サラした際の一つの失敗例です。

脱サラして時間的自由、経済的自由を手にしたとしても仮にやりたい事がなければ時間を無駄にして過ごすだけになってしまいます。

人の幸福感、価値観はそれぞれですが、何もすることがなく、それによって不幸だと感じるのであれば会社という組織で社会から、職場のメンバーから必要とされて生きていた方が幸せだったと言えるかもしれません。

 

まとめ

脱サラはとても忙しい日本人にとっては誰しもが一度は考える事かと思います。

筆者も結構考えました。

実際に職場でも会社辞めたい、と言う人は結構いますが、実際にどうやって辞めるか?やめた後にどうするのか?までを考えている人は少ないように感じます。

脱サラする目的は何なのか?本当に脱サラしても大丈夫なのか?というところは真剣に向き合い、勢いだけで脱サラしないのが良い選択かなと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。