コラム

北海道新幹線は大赤字で失敗だった?道民の立場から見るといらない理由

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こんにちわ!

北海道新幹線が100憶円近い赤字を出しており、現在北海道新幹線の利用客が激減しているというニュースがありました。

これについて北海道札幌市出身の筆者が意見を述べてみたいと思います。

北海道新幹線を利用して帰省したいか?

まず東京から北海道新幹線を利用した帰省がしたいかどうかで見てみたいと思います。

これについては誰も北海道新幹線を利用して東京から札幌に帰省する人はいません。

理由は簡単で函館から札幌までがめちゃくちゃ遠いからです。北海道のスケールは本州のスケールと異なり、物凄い大きく、函館駅ー札幌駅間の移動は各交通機関を利用するとそれぞれ以下の通りです。

JR:約3時間50分

高速バス:約5時間半

車:約4時間

飛行機:40分

となります。

同じ北海道ですが、車で4時間の距離なので、東京駅からであれば名古屋駅くらいまで車で行くような感覚が函館ー札幌間なのです。

そのため、わざわざ札幌に帰省するために北海道新幹線で函館に行って札幌に帰る、という選択肢は有り得ません。

むしろ函館から札幌に電車で行くよりも東京から札幌に飛行機で行った方がおそらく早く着きます。

函館で遊んで札幌に行く、というのであれば選択肢としては有り得るでしょうが、札幌に行くための選択肢としては無いかなと思います。

函館観光としての北海道新幹線

筆者は終着駅の函館北斗駅に行ってみたのですが、まず驚いたのが函館の街からかなり遠いところにあります。距離にして18kmです。

なので街の中心に行くためには車を借りるか新幹線に降りた後に再度在来線に乗る必要があります。これが結構手間で北海道新幹線が不評を買っている理由の1つでもあります。

確かに将来的な札幌延伸を考慮すれば札幌方面に向かう際に良い線路を描いてはいますが、現状函館に行くには不便過ぎる場所です。せめてもう少し南に駅を作る事は出来なかったのか?と思います。

通常騒音の問題で街の中心からより遠方に存在する空港の方が函館の市街地により近い場所にあります。

そのため、交通費、必要所要時間、到着後の函館中心地までの距離、と全ての面において新幹線の方が不便であり、利点が少ないのが現状です。

新幹線ならではの揺れが少なくインターネットが利用出来て快適に過ごす事が出来る点や、搭乗までが飛行機に比べて楽であるなどのメリットはありますがまだまだ新幹線を選択する事のメリットの方が薄い気がしています。

そのような状況のため、たとえ函館に対しての観光需要が上昇したとしても飛行機の方が選択肢としては選択される割合が高いのではないかなと思っています。

札幌延伸後の北海道新幹線

では北海道の最大都市、札幌まで北海道新幹線が延伸された場合の北海道新幹線の魅力はどうでしょうか?

これもまた航空機との戦いになってきますが、現状の羽田/成田ー札幌駅までの移動時間を見てみると、筆者の体感だと大体4時間から5時間程度かかります。

具体的には電車と異なり航空機は出発15分前には出発ロビーに到着している必要があるため、少し早めに空港に到着する必要があります。また飛行機の出発が遅延する事もあるため、空港に着いてから搭乗まで大体1時間です。

そしてフライトで1時間半かかり、手荷物を受け取って電車までの移動で約30分。それから札幌駅まで電車で向かって1時間かかります。

一方新幹線は現状東京-函館北斗間で約4時間であり、函館北斗から札幌駅までは約211kmなので、5時間弱で東京ー札幌の移動が出来る見込みになります。

と時間的には良い勝負なので、後は値段次第、と言ったところでしょうかね。飛行機は意外に移動が多く疲れるので個人的な意見としてはお値段も15,000円くらいまで頑張ってほしいです。

現状の東京ー函館間で22,000円なので期待薄ですけどね。。

 

北海道新幹線の可能性 倶知安駅

筆者が北海道新幹線で札幌までの延伸が行われた際の魅力として一つ大きく見ているのが倶知安駅への接続です。

おそらく最初に見た時は地元の人以外は読めないでしょうが倶知安(くっちゃん)と読みます。

ここにはニセコスキー場という場所があります。このニセコスキー場、近年インバウンド需要が非常に伸びており、私も数年前に行きましたがここは日本!?と思うくらい外国の方が多かったです。

近年はニセコ周辺のログハウスが人気であったりと地価が高騰していたり、スキー場のレストランの値段がカレー2000円だったりと物凄い強気な値段が設定されていたりします。

こうしたインバウンドに強い場所に新幹線の駅が出来る事によって本州や札幌から北海道新幹線を利用してニセコスキー場に行くという選択肢として利用されたり、ニセコに訪れた外国人訪問客が北海道新幹線に乗って日本の各地に倶知安駅から行くという事も考えられます。

いずれにしろ近年伸びているこうしたエリアに駅の候補が出るのは非常に魅力的な事かと思っています。

 

まとめ

北海道新幹線は元々言われていましたが、札幌まで延伸して初めて意味がある路線です。元々は青森ー函館間よりも札幌ー函館間の新幹線を先に作った方が良いのではないかと議論されたくらいです。

というか札幌ー函館の新幹線を先に作った方がよっぽど良かったのではないかと筆者も思います。

現状の札幌延伸の完成予定は2030年なのでまだ11年ほどありますが、地元が北海道の人間としては完成を楽しみに待ちたいと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。