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こんにちわ!
筆者はお金を使わない人間だったので、若年期から結構貯金がありました。しかし、20代で全く貯蓄がない人も一定数いるということを知ったので筆者の貯金額を増やした方法について書いてみたいと思います。
20代の貯蓄額について
20代の貯蓄額については20歳の学生の方と社会人で数年働いている29歳とでは大きく状況が異なるので一概に述べるのは難しいですが、家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯)によれば以下のようになっています。
- 0(金融資産なし)…45.4%
- 100万円未満……27.0%
- 100~500万円…19.7%
- 500~1000万円…3.7%
- 1000万円以上…1.7%
- 中央値…………5万円
また、二人以上世帯(既婚世帯)では以下のようになっています。
- 0(金融資産なし)…32.2%
- 100万円未満……13.6%
- 100~500万円…35.6%
- 500~1000万円…13.6%
- 1000万円以上…3.4%
- 中央値…………111万円
金融資産を全く持っていない層がかなりいる事がわかります。よくお金ないよ、という話は聞いたりしますが、統計結果から分かる通り今の20代の若者たちは本当にお金がありません。
特に驚いたのが、独身世帯において貯蓄額の中央値が5万円だったので、20代の独身で貯蓄が5万円以上保有しているならば平均以上お金を持っている、と言う事になります。大学生でも5万円以上持ってそうじゃないかなと思いますが、現代の20代は結構カツカツに生きている、という現実がわかります。
貯蓄がない人の分類
20代は本当に貯蓄がない、という事は先ほど見た通りです。しかし、実際には
- 本当にお金が無い
- お金があってもあるだけ使ってしまう
という2つに分かれると思います。
前者については本当にお金が無く、稼ぐ必要もない学生であったりもするので貯蓄がなくても仕方がないと思いますが、後者の方はよく貯蓄をする方法を考えたりするのではないでしょうか。
最低限の生きていくだけしかお金を稼ぐ事が出来ていない人が大多数であればもう少し世間的にも問題になっていると思います。しかし、実際にそうした事は起きておらず、大卒の初任給自体も上昇傾向であるため、その可能性は省きます。
貯蓄を作りたければまず趣味の選別をせよ
では貯蓄を作るにはどうしたら良いでしょうか。
先ほど記述した通り、働いている方であればある程度のお金を稼ぐ事ができていると想定されるため、最低限生きていくのに必要なお金+何かにお金を消費していることになります。
この何かが人によって様々かと思いますが、一概にして趣味・嗜好にお金を使用している、と想定されます。
例えば以下のようなお金のかかる事を趣味・嗜好として好んでいる場合、お金は一向に貯まりません。
車、バイク、ゴルフ、お酒、タバコ、アニメ、アイドル、etc・・・
乗り物
一昔前までは保有するのが常識であった車について都内であれば現在はまず必要ありません。筆者も上司から買わないのか?と言われますが、逆に必要な理由が知りたいくらいです。
維持費で年間数万円、更に車検や保険、移動費としてガソリン代、更には駐車場代と何かと出費が激しい車です。本当に必要があり頻繁に乗らないのであればタクシーを随時利用した方がよっぽど経済的です。
また、バイクも一昔前はよく好んで乗られている方が多くいました。筆者の会社でも年配の方々はよくツーリングに行かれていたりします。
こうした乗り物については維持・修理費などに多額の資金が必要であるため、こうした乗り物を趣味としている場合、貯蓄がたまりません。
高額なスポーツ
ゴルフなども昭和の時代には流行りました。しかし、ゴルフ道具一式を揃えるのに数十万円、更に一回のラウンドで数万円かかる非常に高額な趣味です。
それ自体が悪いとは言いませんが、貯蓄を作りたいのならこうした高額な趣味は控えるべきです。
嗜好品
以下の記事でも述べましたが、お酒やタバコなどの高額で中毒性のある嗜好品は注意が必要です。
健康被害もあるため、生涯で見たときに支出が大きく変わります。特にタバコは麻薬と何が違うのか、と思う部分も多くあるため、若年期から興味で流れないように注意が必要です。

アニメやアイドル
先ほどまでは昭和の時代に流行した高額支出の趣味ばかりとなりましたが、アニメやアイドルは平成の時代に流行した趣味になります。
アニメやアイドルについても嗜む程度であれば問題ありませんが、ファンの域になると高額な出費になります。アイドルのイベントに全国駆け回ったり、通常価格よりも遥かに高いファングッツを購入したりすればあっという間に貯蓄は無くなっていきます。
転売ヤーたちの言葉に
「ファンは値段がいくらでも欲しい商品は買うから狙い目」
という言葉もあるように、例えばアイドルの顔がプリントされている団扇が1000円したりします。団扇としての価値は100円でもそこにアイドルのプリントが存在するだけで価値は10倍になったりします。
こうした特定の何かを得るためには本来の価値と相反する金額を支払う事を厭わない、ような物を趣味にすると貯蓄をすることは難しいです。
お金のかからない趣味であれば自然と貯まる
筆者の場合、趣味はサッカーでした。必要なお金は毎回の場所代として100円〜500円とたまに買うスポーツウェアやシューズ代の5000円くらいです。それが趣味に対しての支出でしたので基本的にはほとんどお金はかからず楽しく遊ぶ事が出来ました。
また、私の友人は彼女と図書館デートや公園デートで食事は弁当を持参してたりと非常に倹約な遊び方をされつつも非常に楽しかったそうです。
こうしたお金がかからない趣味であれば貯蓄が非常に作りやすくなります。
なので個人個人の趣味嗜好が何を好むか?その好むものがどの程度の支出を生み出しているのか?が貯蓄が出来る出来ない重要な分岐点かと思います。
今現在、貯蓄が全く出来ていない、という方が自分がどのような趣味を持っており、どのようなことにお金を使っているのか今一度見直してみてはいかがでしょうか。
ただ単純に自分のやりたい趣味などを我慢して貯蓄する、というのではダイエットと一緒である日リバウンドしてしまうかと思いますので、自分のやりたい事を我慢する、というよりも自分自身のやりたい事や趣味をお金のかからない事にするのがオススメです。
貯まったお金で資産運用
また、ある程度の貯蓄が貯まったら今度は資産運用に回すのをオススメします。仮に1000万円貯まった場合、年利で3%で運用する事が出来れば毎年30万円が不労所得として得る事が出来ます。
こうしたお金を更に貯蓄に回していけば加速度的に資産は増加していきますし、そうして加速度的に増加していく資産がどんどんと大きくなり、不労所得がいずれ利用しきれない金額に到達したら今度はお金のかかる趣味をしても何の問題もなくなります。
そのため、資産の少ない段階で浪費にお金を使うのは非常に非効率的であり、ある程度の資産規模を保有する事に若年期は費やした方が資本主義社会においては賢い選択、という事が出来ます。
まとめ
20代の貯蓄額は非常に少ないという統計が見て取れていますが、一方で1000万円以上貯蓄出来ている方もいます。それは単純に収入が多い方もいますが、支出が極端に少ない、という方もいます。
筆者は後者側の人間です。現代は非常に多くの誘惑が多く、あの手この手で様々な消耗品にお金を使わせようとしてきますが、そうした誘惑に勝ち、自分が楽しめるお金のかからない趣味を見つける事が出来れば資産は加速度的に貯まっていきます。
もし今現在貯蓄に困っていてお金を貯めたいなと思ったらご自身の趣味や嗜好について見直してみる事をオススメ致します。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。