コラム

無形資産の重要性 今後重視すべき資産形成

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こんにちわ!

無形資産の重要性について書いていきたいと思います。

無形資産とは?

世の中には有形資産と無形資産が存在します。

有形資産は非常に分かりやすいかと思いますが、家や車など実際に存在する資産の事を指します。一方無形資産は特許やノウハウなど、物理的形状を持たない資産のことを指します。

無形資産においても特許やノウハウ等であればすぐにお金になると分かるため、分かり易いかと思いますが、近年はこうした無形資産の幅が広がっていると感じています。

例えば、Twitterのフォロワー数であるとか、Instagramのフォロワー数などが多い場合、こうしたアカウントに対して企業から広告塔としての依頼が来るようになります。このようにその人の持っている影響力がお金になったという事です。影響力自体は目には全く見えず、物理的な実物があるわけでもありませんので、これはその人が保有している無形資産、という事になります。

10年前の世界でも人々が持つ影響力、というのものは存在していました。しかし、これが個人レベルでより発揮できるようになったのが、SNSが発達した昨今であり、そうした影響力がお金に変える事が出来るようになったもより近年の情報発信方法が多様になったからだと言えます。

 

無形資産=情報

無形資産は一括りに何か?と言えば情報と言えると思います。

特許=ブルーライトの生成方法

Twitterの発信=最新トレンド情報

などです。

インターネットの発達によって情報が非常に重要になったと言えます。インターネットが昨今のように発展するまでは人々が情報を得る方法はおもにテレビや新聞が主体でした。しかし、インターネットが発達した今日ではインターネットで至るところから情報を得る事が出来るようになりました。

そのようになった結果、情報弱者(情弱)という言葉が生まれるようになりました。これまで人々が持っている情報はある程度均一でした。理由は情報を取得する方法がほぼTVや新聞に限られていており、同一だったからです。

しかし、現在は様々な方法で情報を取る事が出来るようになったため、人々が保有している情報に差分があります。

結果的に生まれた代表的な行為が転売だと思っています。例えばAmazonで販売された商品と楽天で販売された同じ商品があります。Amazonでは1000円、楽天では500円だった場合、楽天で500円で買ってamazonで売れば500円の利益が出ます。

では何故こんな事が生じるのでしょうか?それはAmazonで購入する人はAmazonより楽天で買った方が安い、という事を知らないから、というのが大多数の購入理由です。

このように商品Aを買うならAmazonで買うより、楽天で買った方が安い、という情報を知っているかどうかで大きな差が生まれている、という事です。つまり情報は大きな価値を持っており、情報が資産だ、という事です。

 

情報の信頼性

情報に溢れているインターネットの世界ですが、その情報の信頼性はあるのか?という部分も大きなポイントです。面白そうな情報だと思って取得しても結局嘘であれば、全く意味がありません。

TVや新聞であればかなり高い信頼性があります。逆に言えば、信頼性が低い内容を発信してしまうわけにはいかないため、嘘かどうか分からないような内容は出しずらい、という事にあります。

インターネットの世界では会社が発行している情報であれば、上記同様にかなりの信頼性があるかと思いますが、個人が発信している内容である場合はその信頼性は見極める必要があります。

Twitterでのつぶやきについてもこの人のつぶやきは非常に信頼性が高い、という事を人々が分かるとその人が発信する情報の価値が上がります。逆に嘘ばかりの人については信頼性がどんどんと下がります。信頼性が低い人が物凄い良い事を発信しても信頼性が低いが故にその人が発信した情報は価値が低くなります。

このように信頼性、という目に見えない尺度がまた重要になるわけですが、この信頼性についてスコア化しようという流れが非常に大きくなっています。特に中国では国民全員にスコアを付ける事を実施しており、その人自身が保有するスコアが非常に重要性を増してきています。

万引きをするとスコアが下がる、そうするとキャッシュレスアプリが利用出来なくなる=生活できなくなる、という具合です。そうした結果、無人のコンビニエンスストアが出来るようになるなど、驚くべき社会変化が生まれています。

このスコアを利用して本人がいくらまで借金が出来るか?という事まで利用されているようです。

日本においても銀行がお金を貸す際に財務諸表以外の部分にも価値を置くようになってきています。極端な例ですが、借金が多い事で有名なソフトバンクの財務諸表だけを見れば大丈夫か?と思うような財務諸表です。

しかし、これまで数々の事業を成功させ、多くの借金をしても返済を実施してきた、という信頼があります。この結果、多くの銀行は多額のお金をソフトバンクに貸したがり、ソフトバンクは信頼によって多額の借金をする事を可能としており、事業戦略を進めています。

 

無形資産の重要性の拡大

これまで目に見えなかった物である無形資産=情報の価値がどんどんと向上しており、その情報を発信する個人・企業の信頼性という無形の資産がどんどんと価値を上げています。

こうした信頼性や情報という無形の資産をお金に変える事の出来る時代が現代です。

過去にも多くの信頼性を獲得した人はそれなりに社会的な見返りを得てきたと思いますが、今後はより小さい単位でも、友人・知人との約束を守らない事などによる信用失墜がより大きく影響を及ぼすようになるでしょうし、無償で多くの人たちに良い情報や物を提供した人は社会的にも多くの物をより得られるようになる事でしょう。

まとめ

テクノロジーの発達により無形資産の価値が非常に重要度を増してきており、無形資産を有形資産にする事が出来るようになった現代においては、より正確で質の良い情報を得る事が重要であり、その重要な情報をどのように正確に取得するか、という力が重要になります。

また、個人レベルにおいても自分の仲の良い人達だけ良くするのではなく、多くの人たちに対して信頼度を高める事が自身の価値向上にも繋がり、有形資産だけ多く持つ人よりも無形資産を多く持つ人の方が結果的に有形資産も多くなり、豊かな人生が歩めるようになっていく時代になっていく流れになっていると思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。