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日本市場は長期投資に向いておらず、中上級者向けの市場である理由

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こんにちわ!

日本市場が根本的に長期投資に向いていない、という事について見てみたいと思います。

日本市場は長期投資に向いていない理由

日本市場は長期投資には向いていません。その理由は明白で上がったり下がったりを繰り返しているからです。

バブルの頃が過去最高値となっており、その時の値を一度も日本市場は更新していません。こうした市場は長期投資には向いていない事は明確です。これは日本の優良企業の平均のため、多くの日本企業はこうした傾向が見られる、という事が言えます。

長期で日本株を保有していても特に利益を生み出せず、場合によっては減る→だったら預金で良いじゃん!となる、それが普通の考えです。

なので、日本市場は長期投資に向いていません。結果的に特に意識せずとも利益を出す事の出来るような市場ではないため、投資の初心者には向いていない市場、という事が言えます。

また、今後特に右肩に上昇していく可能性が低い、というのもあります。理由としては日本は国民数が減少していく事は明確であり、今後人口衰退期に入って日本企業が世界をリードするような企業が出てくる可能性が低いという事もあり、長期投資には向いていない可能性が高いという事が言えます。

 

中上級者に美味しい市場なのが日本市場

一方で日本市場で投資に向いている人は中上級者です。日本市場は先ほど述べた通り長期投資に向いていないため、初心者が簡単に参入して敗北し、撤退、というのが非常に多い市場です。

なので、国民の保有資産率を見ても明らかな通り他国と比較して圧倒的に預金と保険が多く、株式市場においては中上級者にとってはライバルが少ないという利点があります。

例えば先日大きな問題を起こしたレオパレス21ですが、こちらの株のチャートを見てみると元々500円程度あった株価が問題発覚後に200円以下になっている事が分かります。

しかし、その200円が下がり過ぎ、という事をレオパレスの保有資産や経営状況から見て判断出来たり、資産提携をしてくれる企業がいるという事が想定出来れば現在の株価400円まで回復したところで約2倍の利益を得る事が出来る市場とも言えます。

筆者はレオパレスの株価は資産の保有状況から見てさすがに安すぎる!ととある専門家の方からアドバイスを頂いておりましたが、チョット怖くて買えませんでした。

こうした事が判断出来るようになれば参戦する価値があるのが日本市場かと思いますが、一般的に特に有価証券であったり、PBR等の各種株価指数が分からない状況でお金を投じるような市場ではありません。

 

日本で預金率が高い理由

先ほども少し触れましたが、日本人が資産運用に対してあまり積極的ではない理由としてこの日本市場が非常に長期投資に向いていない市場であることが原因ではないかと筆者は思っています。

これが例えば右肩上がりの市場であれば日本人の多くはもっと資産運用をやっていると思います。東芝や東京電力のような誰もが知る超大手企業に投資しておけば株価がずっと上がって資産も増えまくり!であれば多くの人が投資したかと思います。

しかし実際にはそのような超大手企業でさえ株価が大きく下落するような市場なのが日本市場であるため、安心して自身の資産をお任せ出来る会社が少ないという事が日本人のマネーリテラシーが低い理由の1つかもしれません。

 

では一方で右肩上がりの市場の代表格と言えば米国があります。その代表的な指数であるSP&500を見れば明らかですが、多少上下しているとは言え基本右肩上がりの綺麗なグラフとなっています。

2000年少し前に1000円ほどで購入していれば20年程度で3倍になっているのですからかなり良いですね。

では何故こうした市場に人々が投資しないのかと言えば、海外の会社に対しての日本人があまり触れる機会が無い点であったり、そもそも言語的な壁があるため、そうした海外の会社の情報を入手しにくいという事が挙げられます。

島国ゆえの特性なのか日本は珍しいほど単一民族かつ単一言語の国ですので、こうした背景からも情弱になってしまっている部分があるのかもしれません。

 

まとめ

日本が長期投資に向いておらず中上級者向けの市場であることを見てきました。

初心者は怪我しないためにもまずは米国のような右肩上がりの市場で実際のやり取りを覚える事からスタートするのがオススメです。

日本市場の場合は大きく伸びる可能性が低い事からある程度の短期での売買がオススメです。

日本市場が大きく伸びる可能性が低い件については何とも悲しい事なのでいい意味で期待を裏切って欲しいなと一人の日本人としては思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。