コラム

韓国経済2019から見る状況 破綻は間近!?

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こんにちわ!

韓国経済が減速中だとの事なのでお隣韓国の経済について書きたいと思います。

韓国の経済はどのようになっているのか?

国は人があっての国です。国は経済がうまく回っていないと国としてうまく機能しません。そのため、人のためには経済を上手く回す必要があります。

そんな韓国経済について調べてみましたが、かなり歪な構造をしているという事が分かりました。

韓国大企業10社(財閥)が国のGDPの約8割弱を占めます

結構これは異常な事です。

まず、GDPとはGross Domestic Productの略で日本語では国内総生産という意味です。もっと分かりやすく言えば、1年間にどれだけ国が稼いだのか?と同義だと思って大丈夫です。

つまり韓国という国は約8割は大手企業10社が稼いでおり、残りの2割を他の企業や個人が稼いでいるという事になります。。

簡単な内訳で見ると韓国で最も良く知られたサムスンが約20%、現代、SK、LGという会社が約10%ずつで続きます。というかこの4社で韓国経済の約半分なので、本当に凄い構造しています。

この大手4社、ないし10社に入れるかどうかで人生大きく変わりそうですね。。

そのため、韓国では日本以上に大学の受験戦争が熾烈だと言われていますし、大学卒業者でさえ、就職出来ない人が10%とする統計もあります。

また、若年層の就業者率は先進国としては非常に低く、5人に1人は就業していない人であるとも言われています。それで国としての経済が成り立ったり、家計が回っているのが逆に凄いと思える水準です。

若年層で5人に1人働いてない状況であれば、20代だったら働いてなくても特に珍しくないと思える状況です。

日本は全年齢平均で約3%弱なので社会的な感覚の差は大きんじゃないかなと思います。

 

また、大手10社で国の過半数のGDPとなっている国ですので、大手企業と中小企業の賃金格差も大きく、中小企業は大手企業の約半分と言われています。

サムスンでお給料貰っている人と地元の中小で働いている人のお給料の差は倍!という事ですから、物凄い格差ですね。。

 

韓国経済減速中の実態について

そんな韓国経済が減速中、という状況との事ですが、韓国経済の減速中=大手の上位5社くらいまでの会社のいずれかが不調と同義です。

1つの会社の運命が国の経済を傾けるとは凄い国だと思いますが、、

今回は世界的なスマートフォン販売台数の減少や半導体事業の輸出量減少に伴う打撃との事です。サムスンやLG電子などが大きな減益を強いられたようですね。

特に半導体事業については中国への輸出が大きく減少しており、中国経済が昨年からの米中貿易摩擦の影響で打撃を被っている事が間接的なダメージになっているようです。

日本でも半導体事業のルネサスエレクトロニクス社で従業員1000人の削減、というニュースもありましたが、半導体事業全般が昨今苦しい状況かなと推測されます。

元々、文政権発足時に賃金格差を縮めると言われていましたが、特に効果は出ていないように思えます。また、今年の韓国経済の減速(大手数社の減益)により、支持率が低下しているようですが、そのため日立造船への賠償を要求するなど、日本に対しての敵対感情を利用した支持率維持などがされているのかなとか思ったりしました。

ただ、数企業の減益で支持率が低下するのはキツイですね。韓国の大統領は政治だけでなく、企業の経営能力も備えていなければいけないように思えます。。

 

韓国経済の今後

上述の通り、サムスンやLG電子などの大手企業を韓国としては潰すわけにはいかないので、てこ入れはするでしょうが、今後の見通しは大きく明るい、という状況ではないかと思います。

スマートフォン販売台数については今後5Gがあるのでまだまだ盛り上がってくるかと思いますが、その中で2018年のスマートフォン販売台数1位のサムスンがどこまで5G競争の中で端末として存在感を保っていられるかかと思います。

ただスマートフォンは昨今非常に中国が強くなっており、特にアメリカともめているHuaweiは遂にAppleを抜きスマートフォンシェア2位まできました。

サムスン自体は前年から約10%程度スマートフォンのシェアを落としており、勢いだけ見ればHuaweiがスマートフォン市場で1位になるのは問題のように思えます。ただHuaweiについてはアメリカとの問題があるので、そこ次第でしょうかね。

 

スマートフォンも半導体も中国次第の韓国です。中国の経済的影響力が非常に大きくなっているのを感じます。韓国としては一刻も早い脱中国依存と大手10社以外の企業によるGDPシェアの促進をしないと国の経済としては安定するのが難しいのかなと個人的には思いました。

 

 

まとめ

  • 韓国は大手10社が国のGDPの約8割を占める国
  • 韓国経済減速の理由はスマートフォンの販売台数減少と半導体事業の輸出減少が原因
  • 2019年の韓国経済は中国次第

 

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