金融

リターンとリスクはトレードオフの関係だからリスクをコントロールする

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こんにちわ!

リターン(利益)を得るためにはリスクをある程度許容する必要がある事について書いてみたいと思います。

ノーリスクなんてものは無い

そもそもで世の中にノーリスクというものはあり得ません。非常に小さくともリスクはあります。

全く心配していませんが、元本保証の物凄い絶対安全だと世間では認知されているゆうちょ銀行が倒産して預金が引き出せない、という可能性も0ではありません。なので、ゆうちょに預金しているお金が未来永劫絶対に安全だと言い切る事は出来ません。

また、日本円の価値は世界から見ても非常に安定通貨であり、情勢が不安定の時は円が買われて円高になる、という事もよくあるほど円の価値は非常に高い信頼性を持っていますが、明日日本がどこかの国と戦争になって敗戦国となり、日本円の価値が0になる、という可能性も全くないわけではありません。

絶対安全だとは言い切れないからと言って、家にタンス預金しておいたとしても、家が火事になればお金は燃えてしまいますし、戸締りを忘れて盗まれても同じ事が言えます。ゆうちょに預けておくのと家にタンス預金しておくことのどちらが安全か?と言えば間違いなく、ゆうちょに預けておく方が安全でしょう。

そのようにどちらもリスクは有りますが、取りうる選択肢の中で最も安全な選択肢を取っているのであり、絶対に安全という事ではありません。

 

リスクとリターンはトレードオフの関係

そのようにどんな事にでもリスクは存在しています。その上でリスクとリターンはトレードオフの関係にある、という事が言えます。

非常に低リスクな銀行預金ですが、非常に低リスクな分、非常に少ないリターンしか得られません。現在では銀行預金では0.001%ですので、100万円を1年預けて10円です。

一方非常にハイリスクな仮想通貨やFX等であれば資金が0、もしくは大幅なマイナスになる可能性も含んでいますが、一攫千金を狙う事も出来ます。100万円が1憶、10億になったりもしますが、0になる事や下手をすればマイナス数千万になる事もあります。

 

この関係性は投資に限らず、仕事でも同様の事が言えます。

サラリーマンで年収2000万円を超える人は非常に稀です。物凄い少ないと言っても問題ないと思います。しかし、自営業者、もしくは経営者であれば年収2000万は割と普通です。もっと収入を得ている人もいます。

これはサラリーマンは世間的にも多くの面で守られている事が起因しています。一般的な会社に勤められていれば健康保険も加入できるし、厚生年金も会社が折半で払ってくれるし、何より会社の業績に関係なく、毎月一定額以上の給与を貰う事が出来ます。仮に会社が倒産として数億円の借金を被ったとしても従業員であればその借金の支払いを命じられる事はありません。

一方で自営業者の方は健康保険も自分で加入しなければいけず、厚生年金には加入出来ないので自身で年金対策をする必要があります。また、経営者の方であれば会社が倒産した際にはその借金を自身の資産から支払わなければいけない可能性もあります。また、これらの人々は毎月決まったお金を得る事は出来ず、どれくらい自身で稼ぐ事が出来たかによって月々の給料が決まります。

自営業者や経営者はお給料が青天井なくらい高い一方で多くのリスクを含んでいます。一方サラリーマンは人から指示を受けてやりたくない事でもしなければいけない、決まった時間に働かなければいけない、というような心的苦痛はありますが、多くの面で守られていたり、毎月一定以上のお給料は保証されています。

これもリスクとリターンの関係です。一概にサラリーマンなんて辞めてやる!と言ってフリーランスになって思った以上に苦労した、という方は意外と多いです。

 

リスクをコントロールする

全くリスクを取らなければ安全ではありますが、得られるリターンも非常に少なくなります。そのため、ある程度はリスクを取った方が良いです。ただ取り過ぎると失敗するので、そこはしっかりと落としどころを付ける必要はあります。

肝心な事としては

  • どこまで自分がリスクを取っても大丈夫なのか?
  • もっとリスクを取る事が出来るようにするためにどのような技能を付ければ良いのか?

だと筆者は思います。

リスクをどこまで取って大丈夫なのかを間違えると悲しい未来になってしまうため、リスクを徐々に大きくしていき、どこまでが大丈夫なのかを見極める必要があると思います。

また、当たり前ですが技能が増すと取る事が出来るリスクを大きく出来ます。

私はサッカーをやっていたのでサッカーで言えば下手な時は自分のところにボールが来たのであればその時にすべき判断としてはとにかく前に蹴れ!です。ボールを下手な人が保有しているとそのボールを奪いに沢山の敵が押し寄せてくるので、少しでも自分のゴールからボールを遠ざけるのがベストチョイスになります。

しかし、上手くなったのであればボールを保有していても簡単には取られる心配が無いため、ドリブルするなり、パスをするなりと選択肢が非常に増えます。そうなってくると点数を奪うための事が色々と出来るようになっていきます。

これと同じく、出来る事が増えればその分リスクを取る事が出来るし、自分に有利な事が出来るようになります。なので、投資や仕事でもそうですが、自分が取れるリスクを見極め、自分の技能を磨き、取れる許容可能なリスクを大きくしていく事が何においても重要かなと思います。

 

まとめ

世の中にノーリスクなんてものは存在しません。日本の昔の人も諸行無常の~とか歌ったくらいです。

なので、リスクを恐れてより低リスクな物を選択し続けるのではなく、より大きなリスクを取っても大丈夫なくらい自分を磨く事でより大きなリターンを得る事が出来ます。不安定な時代だからこそ、そうした継続的な努力が非常に重要ですね。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。