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こんにちわ!
明治が牛乳を10円程度値上げするという記事ありましたので、こちら書いていきたいと思います。
値上げの背景
乳製品販売会社大手の明治が今年の4月より、牛乳やヨーグルトなどの乳製品の値上げを発表しました。かの有名な明治のおいしい牛乳も10円程度値上げするようですが、これにはどのような背景があるのでしょうか?
背景には飼育料の高騰化があると言われています。日本において現在酪農家は北海道の一部の地域を除き、どんどん減少傾向ですが、これは飼育料の高騰化と販売価格の減少が理由と言われています。販売価格の減少の理由として挙げられるのは近年の飲料品の多様化により、私達の生活に身近な牛乳に代わって多様な飲料品が好まれるようになり、そもそもの牛乳の消費量の減少が問題視されています。
消費者の立場としては牛乳自体の価格が下がってくれた方が嬉しいですが、あまりにも下がり過ぎると末端の酪農家の方々の収益が逼迫してしまうため、何とも言えませんね。
ただ、牛乳を買い取り、実際に店舗に並べている明治については以前もおいしい牛乳に関して牛乳パックの大きさは同じで容量を1000mgから900mgに量を減らすという対策を実施して収益の改善を実施していたので、経営厳しいのかな、思いもしましたが株価は順調です。2012年まで2000円弱だった株価が現在は8000円超えているので、2012年までに買いたかったですね。。
また、直近2年のROA/ROE等は少しマイナスでしたが、それ以前は右肩上がりでした。キャッシュフローも微増傾向ですし、財務諸表だけ見ればそんなに会社として苦しいようには見えないので、販売価格は据え置きで酪農家からの買取価格を上げて欲しいなと一消費者としては思ってしまいました。
物の価値は上昇中
以前以下でも書きましたが、資本主義社会である以上、物の価値は上がっていきます。いわいるインフレ、というものが起きます。というか経済を回すためには起こさなければいけません。

日本は失われた20年とも言われてるくらい長いデフレ期間が続きましたが、デフレが続くと国としての力は弱くなってしまうため、政府の政策として必ずインフレ政策を実施してくると思います。
一方で私達の賃金がアベノミクスによって上昇しているかと言えば現在与党が国会で様々な追求を野党から受けて問題になっていますが、上がっていないようです。
これまでは上がっていると公表していましたが、様々にデータを都合の良いように利用して上がっているように見せかけた、というのが真実のようです。

そのため、未来としては物の価値は上がるけれども、あまり賃金は増えない、という悲しい未来になる可能性があります。
だからこそのインフレに負けない予防策として資産の幾分かをインフレに強い資産として保有しておく事が重要になるわけです。
インフレ対策には何があるの?
インフレ対策の基本はお金を物に変える、です。
お金のままであれば1000円は何年経っても1000円ですが、1000円で買えるものはインフレするたびに少なくなっていきます。今日であれば牛乳5本買えたのが、20年後は1本しか買えなかった、という日がくるかもしれません。
一方今現在で牛乳を5本購入しておき、20年後まで全く問題なく保存出来たと仮定する際に20年後のこの牛乳5本は5000円の価値があるわけです。
(例が牛乳、というのが悪かったなと少し反省)
では具体的にどのような物がインフレ対策として存在するのか、挙げていきたいと思います。
株式
ただ単に株を保有すれば良いのではなく、例えば今回の明治のようにインフレと連動して価格が上がるような会社に投資すべきです。インフレが発生しても値上げ出来ないような商品を販売している会社はインフレに強い会社とは言えないので注意が必要です。
不動産
不動産はインフレ対策の代表格です。基本的に建物の価値は年数が経つと減少しますが、土地の値段が上がったり、家賃収入としての額面が増えたりとインフレに非常に強い資産になります。
REIT
不動産なんて高くて購入出来ないよ、という方にオススメなのが、REITです。
不動産の投資信託版と言えば分かり易いかなと思います。数万円と少額で購入出来ますし、購入時期を投資信託と同様に分散する事も出来るのでドルコストも効きます。
借金
借金もインフレ対策になります。借金と言うと耳障りが悪いですが、仮に現在1000万円の借金があったとします。しかし、20年後、インフレが進み1000万円の価値は今の10万円と同等であれば一月のお給料でも返済可能です。
なので、今現在借金をして家を購入した、というのはインフレ対策としては非常に有効と言えます。
日本政府も莫大な借金をしていますが、この借金はインフレでその額面価値を下落させて返済するんじゃないかなと思っています。
まとめ
- 明治が値上げする背景には酪農家の費用負担増がある
- 明治自体の経営は財務諸表を見るとそこまで悪くない
- 政府がインフレを起こそうとしているのでインフレ対策は少なからず実施すべき
- インフレ対策の具体例としては株式、不動産、REIT、(借金)がオススメ
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。