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こんにちわ!
和泉です。
昨日の2019年大発会で日経平均が700円超えの大暴落しましたので、それについて見ていきたいと思います。
大発会って何?
そもそも大発会(だいはっかい)とは何か?ですが、
株式市場において年始の最初の取引日!
の事です。基本的には1月4日が該当します。1月4日が土日であれば翌営業日になります。
この大発会の反対にその年の最後の取引日になるのが、大納会、と言います。昨年は12月28日でした。
一般的に大納会や大発会では株価が乱高下する傾向があるため、多くの注目を集めています。人によっては新年最初からお年玉のように利益を得る人もいます。逆も然りですけどね。
何故株価が下落したの?
さて、今年は年始から大きく下落でスタートしました。こちらの理由を見ていきたいと思います。
日経株価は米国の株価平均と連動する
日本の株価は米国株と連動する傾向があります。これは日本が米国の影響を大きく受けいているとも言えます。その米国株ですが、私たちにも馴染みの深いApple社が1月2日に2018年の10月〜12月期の売上高の下方修正を発表した事が大きな要因となり、米国株の指標であるダウ平均が大幅下落しています。
このダウ平均下落の影響を受け、日経平均株価も引きずられるように下落した、というのが理由の1つ目になります。
米中摩擦によって中国では米国製品が売れずらくなっているようですね。膨大な人口を抱える中国市場で売れなくなるというのは企業側からすると厳しいと思います。覇権国家として米国にも思惑はあるのでしょうが、ここからトランプさんがどのように政略を進めるのか個人的には2019年の注目の1つです。
進む円高
また、もう一つの理由として現在進行している円高の影響があるかと思います。
現在急激な円高が進行中ですが、この影響によって輸出業は売上減少がになる事が容易に想像できます。そのため、日本の輸出を主とした企業の株価が売られ、自動車関連株などが株価を下げている事も要因の1つになっていると思います。

プロの予測は?
このように波乱の幕開けとなった2019年ですが、株価予想のプロの方々はどのように想定されていたのでしょうか?
例えばマネックス証券さんなんかは今年末には日経平均株価が3万円近くになると想定されています。
2019年 日経平均株価予想 来年こそは3万円(近く)まで上昇
引用:マネックス証券会社HP
また、野村証券さんは2019年は24000円台になると予想されています。
日本経済は、第一次補正予算、中国の景気対策により今後復調に向かう確度が高いものと予想されます。また、老朽化した重要インフラを補修するため政府は2018年度から3年間で3兆円超を投じる方針ですが、こうした施策が景気を押し上げる効果として期待されます。1ドル=110円程度の為替レートを前提にすると日本企業の「稼ぐ力」の改善継続が見込まれます。一方、過去最高ペースの自社株買いなど株主還元強化策も株価の支援材料になることも期待されます。2019年年央に日経平均株価は24000円へ上昇するものと予想します。
引用:野村証券株式会社HP
しかし、米中貿易摩擦が暫く続きそうである事や円高の影響によって2019年はそんなに先行きは明るくはないのではないかなと私個人としては考えています。もちろん将来のことなど誰にも分かりませんので上記の予想通りになる事もあるかと思います。
ここで筆者が言いたいのは
証券会社は株式市場にお金が入ってきて欲しいので上昇すると言った方が自社として都合は良い
という事です。
勿論筆者のような個人投資家には分からないテクニカルな分析も様々されて出された予想だとは思います。
しかし、個人投資家としては発言されている方々の立場も考慮し、どうしてそのような事を言ったのか?仮にそうなった場合はどのようなメリットがその人はにはあるのか?等の拝啓まで考えて情報として考えてみたら良いと思います。
まとめ
- 大発会の日経平均大幅下落は米中貿易摩擦と円高の影響が大きい
- 証券会社の株価予想は発言している立場も踏まえて参考にしよう
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!