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こんにちわ。
副業の実態について副業で得られる平均収入は月々の7万円、ただし副業をしている人のうち、1割は1週間の平均労働時間が平日の5日換算で14時間、というニュースがありました。こちらについて副業を見ていきたいと思います。
副業について
副業は2017年頃に大手企業数社が原則禁止から本業に支障のない範囲で解禁する、と方針転換しました。
また政府が会社の就業規則を決める際に困ったら参考にして下さい、と作成しているモデル就業規則について2018年に大きな改定が実施され、原則禁止から容認へと変更されました。
副業は現在政府公認で推進されていますので、今後拡張していく事が想定されます。ただし、2019年2月段階で多くの企業は導入していませんので、まだまだこれから、という段階にあります。
副業の推奨理由
そもそも副業がここまで政府も含めて推奨している理由は何でしょうか?
これまでの日本社会は1つの会社に忠誠を尽くして定年まで勤め上げ、退職金を貰い、年金生活をするというパターンが典型的でした。江戸時代風に言ってしまえば、家来が将軍に奉公として尽くす代わりに将軍から御恩として土地を貰うような御恩奉公のような関係性が会社と社員には存在していました。
しかし、変化の激しい現代は会社の平均寿命が短くなっており、社員にこれまでのような給与を還元する事が出来なくなってきています。また、年金破綻も多く叫ばれて久しいですが、これまで通例であった1つの会社に尽くし、その後は年金を貰って生活出来るという旧来のモデルが崩壊しつつあります。
副業推奨の背景にはこうした社会の流れから会社や国が以前のように個人を守ってあげる事が出来ないため、各自で対策を実施して下さい、という意味が少なからず込められています。
副業と複業の違い
筆者は副業と複業は異なる物だと考えております。
副業とは
英語にするとSub Job。つまり本業とは別に副として仕事をする事であり、それは収益性を伴わない趣味のような仕事も含まれていると思っています。例えばサークル活動であったり、家事のような生活に必要な物まで。つまり本業第一主義であり、副業は第二、という考え方です。
複業とは
複業はその漢字の通り、本業を2つ持つ事を意味しており、複数の仕事を本業として十分なクオリティーを提供する事を意味しています。そこには収益性も含めて本業と同じく十分な収益を求めます。
副業と副業のメリットデメリット
副業のメリットは何といっても手軽さです。やるのも自由、辞めるのも自由であり、副であるため、大きな負荷を伴いません。
一方でデメリットとして収益性という観点では本業並みには肩入れする事が出来ないため、そこまで大きな収益を得る事は難しいです。
副業のメリットは2つ以上の仕事を行う事であるため、圧倒的な収益を生みます。仮にご自身のお給料が2倍になったら、と考えればそれは相当経済的には大きなメリットかと思います。
一方デメリットとしては相当な負荷が伴うため過重労働になりがちです。また、肉体的疲労により、現在勤めている会社でのパフォーマンスの低下が大きな懸念となります。
副業と複業、オススメはどちら?
筆者はサラリーマンの方には副業をオススメします。というより政府や企業が推奨しているのは副業であり、複業ではないと考えております。
ニュースでもありましたが、複業によって過重労働が不安視されています。本業に毎日疲れ果てる程働き、更にもう一つの複業によって体を壊したり、本業が疎かになってしまう事は本来の趣旨から外れているからです。
仮にサラリーマンとして働く時間が1日10時間であるのであれば、副業に利用する時間は2時間にする、とかそういうバランスを大切にすべきです。仮に副業が非常に順調であれば、副業を本業に昇格させ、本業の方に掛ける時間を少なくすることが出来る働き方を別途探して複業する、という手順を踏む事が重要だと思います。
また何でも良いので、たとえお金にならなくても副業はやってみる事を非常にオススメします。副業をする事によってそこで得た知験が本業で役立つ事もありますし、新しい人脈やそれまで全く触れなかった知識が広がりキャリアの幅が大きく増えます。
まずはご自身で毎日続けても苦にならず、副業の範囲内で何かを始めてみる事が大きな一歩だと思いますし、副業であればあまり重く考えず嫌になったら辞めてまた何か興味ある事をやったら良い、と気軽に始めてみれば良いと思います。
まとめ
- 副業は政府も推奨だが背景には個人の面倒を見切れない、という事情がある
- 副業と複業は異なる
- サラリーマンの方であればまずは副業から始めるのがオススメ
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
