コラム

ソーシャルレンティングはおすすめしない理由 投資家としての成長は無い

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分4秒です。

こんにちわ!

ソーシャルレンティングについて書いてみたいと思います。

ヒューちゃん
ヒューちゃん
個人のお金貸し?
和泉
和泉
そうだよ!最近個人が企業にお金を貸す、というサービスが増えているんだ
ヒューちゃん
ヒューちゃん
銀行が凄い儲かってみるみたいにお金を貸すって儲かるんだね!
和泉
和泉
でもそうとは限らないんだよ

 

ソーシャルレンティングとは何!?

ソーシャルレンディングとはお金を貸りたい会社と貸したい個人を繋げるサービスの事を言います。

一般的にお金を企業が借りる場合、銀行から借りるかと思いますが、銀行が何らかの理由により貸りる事が出来なかった企業が通常よりも高い利率でソーシャルレンティングからお金を借りるようなケースで需要があります。

銀行がお金を貸さないような企業に対してお金を貸すのは危険ではないのか?という意見もあるかと思いますが、そこはソーシャルレンティング会社が該当事業の将来性を見て融資を決めており、基本はあまり問題ありません。

 

メリット・デメリット

私がソーシャルレンティングをやってみて感じたメリット・デメリットは以下になります。

メリット

  • 株のようにウォッチする必要は全く無いので、放置で良い
  • 年利が良いものでは10%近くもあるため、悪くはない

デメリット

  • 案件が取り合いのため、クリック合戦状態
  • 案件内容が不透明性が強く、投資して大丈夫なのか分析できない
  • 投資した資産の流動性が無い(途中で止めたいとか出来ない)
  • 仮に貸し倒れになったとしても投資家としての経験値は全く増えない

 

かなと思っています。

デメリットのクリック合戦状態というのは結構酷くて私がやっているmaneoさんなんかでも本当に利率の良い案件は10分とかで融資枠が埋まり募集が終了していたりします。(それでもソーシャルレンティングの中ではまだ案件が残っている方です)

それ中身見ないで利率だけで投資してるでしょ!?という状態になっている事もあります笑

別にそれでも良いのですが、そういう出資者が主流である以上、運営会社から投資家の責任ですよ、と言われても責任を負うほどしっかりと皆様確認されてもいないですし、確認していたらそもそも融資枠が埋まって投資できないので

運用会社が絶対に大丈夫だと精査した案件である

という信頼で成り立っているサービスだと思っています。

また、一番問題だなと思うのが投資家として経験値は全く積めない部分になります。

どのようなところに貸しているのかも正確には分からないため、成功しても失敗しても自分自身の案件精査力などには全く繋がっていかず、投資家としての経験値はほぼ積めないと言って間違いありません。

 

私の実績

私の昨年の実績としてはmaneoさんで約200万円を投資させて頂き、そこまで運用率がよくない案件も含んでいたので、大体税引き後で月1万円弱が利益として分配されてきました。

投資額の約7%で運用され、運用益の20%が税金として引かれてこのような利益でした。銀行の普通預金の金利程度であれば数万円の投資でも1ヶ月で稼げたりしますので、銀行に預けておくよりは良いなと思っていました。

ただし、私の場合は1案件がデフォルトしたため、現在25万円程度が先行き不透明な状態になっています。このように利益が出たとしても元本毀損されると一気に利益が吹き飛びますね。。(まだ毀損確定じゃないですが、戻ってこない事も覚悟しています)

デメリットの部分でも少し書きましたが株等とは異なり、

  • 投資案件の情報として一部公開されているとは言え、案件の融資理由の妥当性や担保の保全性が見えずらい点
  • 妥当性の検討をしている際に案件が無くなってしまう可能性がある点

が難点だなと思っています。

個人的にはowners bookさん等の担保評価をしっかりと実施されている他の会社さんのソーシャルレンティングで続けるか、全部株に回すか検討中です。

meneoさんは今回のデフォルトを発生させるまでは案件の償還で遅延した事はあれど、ほぼ問題を起こしていなかったので、しっかりと精査されているのだろうと考えていましたが、今回の1件をきっかけに色々と問題を露呈されておりましたので、基本は撤退したいと考えています。

まとめ

  • ソーシャルレンティングは銀行に預けるよりもずっと高利益が得られる
  • あくまで投資なので減る可能性がある事も理解して投資する
  • クリック合戦になりやすいのでやるなら信頼出来るソーシャルレンティング会社で実施する
  • 投資家としての経験値は増えないと思ってやった方が良い

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!