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こんにちわ!
株式投資を始めてから感じたメリット・デメリットについて書いていきたいと思います。
株式投資のメリット
筆者が個人的に株式投資を始めた方が良いかどうかと質問をもらった場合、毎月の収支がプラスであり、年齢が40代くらいまでの方であれば、間違いなくやった方が良い!とオススメします。
では何故オススメするのか?と筆者が感じているメリットについてまず見ていきたいと思います。
金銭的メリット
株式投資を始める90%以上の方が金銭的にメリットがあるから始められるのではないでしょうか?
中には株で大損したという方もいますが、株式投資はリスクをきちんと把握し、分散投資をしておけば基本的には大きな損をする事はまず少なく、金銭的にメリットを受ける可能性が高い資産運用になります。
基本的に株式投資を嫌がる方は元本保証型を好みますが、元本保証型も1つの資産運用商品である事は認識すべきです。政府は政策により毎年物価上昇率2%を目標にしていますので、現在の1万円は来年には9800円分の価値しか保有しない事になります。

そのため、全ての資産を銀行預金にしておくと物価上昇に伴って保有している資産の総額は目減りする事になりますので一定の割合は別の資産、例えば株式として保有した方が良い、と筆者は考えています。
また、資本主義社会である以上、一定の割合で緩く世界はインフレしていきます。そのため世界全体の資産を少しずつでも保有していけば世界の流れに乗って自身の資産もインフレに合わせて膨らんでいく事になります。
人口減少に転じている日本の将来がどのようになるのかは誰にも分かりませんが、日本円としてのみ資産を保有しているよりも世界規模で見たときには全体としてインフレしていくのであれば一定の割合はそちらで資産を保有している方が自身の資産を守る、という事には繋がるかと思います。
そのため、少なくても短期的に大きく儲けてやろう、という考えでなければ誰でも株式投資の世界において金銭的メリットを享受できる可能性は高く、元本保証の商品と比較しても遜色ないくらい安定した資産になります。
株式投資に参加する上での注意点としては
- 絶対余剰資金でする
- 知識をつけてリスクを理解してした上でする
だけは心がけておいた方が良いです。
収入の多角化
副業がどんどんと推進されている世の中になっていきているとはいえ、多くの人は収入のポケットが1つです。それを株式投資をすることで複数の収入のポケットを作り出すことができます。
大きな金額を得るためには相応のリスクと金額が必要ですが、株式投資だけでいきている人もいるくらいある程度の資金と知識があれば株式投資から得られる資金だけで生活することもできます。
そこまでいかなくても、自分の本業以外に少しでも収入があるというのは精神的にも良いですし、老後の心配も幾分が軽減されていきますので、オススメです。
仮に収入が大きくなり、本業での収入を超えるようなことになれば多くの選択肢も取ることができるようになり、人生を豊かにすることができる可能性も秘めています。
株式投資であれば副業禁止の会社でも許可されているケースが多く、また労力も多くはないので、一般的なサラリーマンには取り組みやすい副業かとも思います。
世の中の流れに敏感になる
筆者が株式投資を始めるまではお恥ずかしい話、知っている会社数も非常に少なく世間知らずと言われても何も否定出来ないような知識でした。
若干言い訳ですが、現在の日本の教育で学生のうちに東証一部の大手企業以外の会社を詳しく知る機会なんてそう多くはないのではないかと思います。
多くの学生は例えば趣味で自転車が好きだから自転車を作っている会社の事を知る、とか就活の際に自身の研究や分野の最有力企業がどこかを調べて知る、とかそういうレベルではないかと思います。
人間興味がなければ知ろうともしませんし、正直学校から受け身の教育をさせられても全く身になりません。私も大学に入学してすぐの頃に研究室紹介を教授たちから1日中聞く、という日がありましたが、何も覚えてなく、研究室配属を実際にする3年生の終わり頃まで当時もらった資料を見返す事はありませんでした。
しかし、株式投資を始めるとだんだんと現在流行っている分野でまだ株価が上がっていない株はないか?と探すようになり、AIやIOTや自動運転や5Gや動画サービス、SNSなど多くの分野を見たり考えたりするようになります。
結果的に世の中の流れに敏感になり、その知識は筆者の本業でも役立っていたり、父母世代との会話では非常に良い話のネタになります。
また、〇〇株が今日ストップ高(その日の上がり幅上限値)になった、というニュースを見たら何故そうなったのか?と考えるようになり、該当の会社を調べるようになり、結果的に多くの企業を知るようになります。
筆者はそうした経験から株式投資を始める前と後で知っている会社の数が大幅に異なります。ごく最近では世界で1番のポンプの会社(荏原製作所:6361)を知るようになりました。こうした普段あまり目にする事はないけれど、良い会社を知るようになるきっかけは株式投資を始めたからになります。
政治への興味関心を持つ
これまたお恥ずかしい話ですが、株式投資をするまではあまり政治に関心がありませんでした。というのも国会での議論はお互いのミスの擦り付け合いで具体的に国民の国益になるような会話が全くされていないと感じていたからになります。
しかし、株式投資を始めるようになってから国会で決められる様々な法案に対して興味を抱くようになりました。政府が出す、法案1つで株価が動いたり、世の中の流れが変わるからです。
身近な話であれば消費税の増税が今年予定されています。結果的に個人消費が落ち込むことが想定されます。そうすると個人消費が落ちそうな業種の株は買わないほうが良いかなとか、増税前に売った方が良いかな?とか考えるようになります。
こうした政治に関心を持っていくと日本が今何をしようとしているのか?また、現在やろうとしている政策は何のためなのか?という事が良くも悪くも少しずつ分かるようになっていきます。
何でもそうですが、出来るようになったり、分かるようになってくると面白いものです。こうした政治への関心度が上がったことも筆者としては株式投資を始めてよかったメリットになります。
株式投資のデメリット
デメリットについては人にもよりますが、やはり一番は株価が気になってしまうことではないでしょうか。
特に毎日トレードをするようなデイトレーダーの方は非常に株価が気になるかと思います。筆者は中長期型なので、そこまで株価を気にしなくても良いようにしようと思っていますが、実際のところやはり少し気になります。
昨年末に大幅下落した時はわぁー、となりましたし、これだけ落ちたら買い増ししなければ!とテンション上がり気味で買い注文を出しましたが、やはり気になってしまい、そこに時間を取られたり、意識がそちらに向いてしまう部分は多少デメリットだとは思っています。
まとめ
メリット・デメリットについて筆者が思う事を書いてみましたが、基本的にはメリットの方が多いと思っているので、オススメです。
ただし、資産運用についてはあくまで余裕資金でするのがオススメです。実際の生活資金を切り崩してまでやるべきものではないと思います。