コラム

宝くじの当選確率は2000万分の1!?キスマイ&サンドがチャレンジ

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こんにちわ!

先日久しぶりテレビを見たのですが、以下のような番組を見ました。

最高10億円!キスマイ&サンドが年末ジャンボ宝くじで大当たりを目指す

私の親はよく宝くじを買っていましたが、私は宝くじ買った事がなく、宝くじについてよく理解出来ていなかったので、宝くじについて調べてみました。

 

2018年の宝くじの当選本数と組数について

昨年末の年末ジャンボ宝くじについて当選本数と組数については以下の通りになります

年末ジャンボの総売り出し枚数が4億8千枚で1枚300円です。配当金額の総計を見れば約700憶円になります。売り出し枚数を仮に全て購入した場合は約1400憶円になりますので、還元率約50%という事になります。

いや、分かってはいましたけど酷いですね、、

金融商品観点として見るならば期待値としては買えば買うほどお金が半分になっていく商品、という事です。通常銀行や証券会社がそんな商品売り出したら物凄い酷い商品が販売されたぞ!と噂になるレベルのやつです。

調べてみたところ、どのくらい還元しなければいけないのか?というのは総務省で決められているみたいですね。

宝くじの場合45.7%以上の還元率にはしなければいけないようです。ちなみに競馬等のギャンブルは74.8%ですので、競馬に懸けるよりもお金が増える確率は少ないようですね。

また、宝くじで集めたお金は地方財政として利用されるようです。

宝くじに当たるってどういう確率

宝くじで1等に当たる確率は0.000005%です。

0が多くて分かりずらいですが、2000万分の1です。これがどのような数値なのか、全くイメージが付きづらいですが、飛行機事故で死亡する確率が大体1000万分の1だそうなので、飛行機事故で死亡するようりも確率的には難しい、という事になります。

また、東京ドーム2つとチョットくらいの広さの敷地に宝くじを一面に置いてその中から当たりくじを1枚見つける、と考えるとイメージ付きやすいかなと思いました。

と・に・か・く

まず、無理!

という確率だという事が分かります。

そのため、宝くじを当てにいこうと思うならば当選確率を上げるためにも100枚購入するとか、1万枚購入するとかそういう事をするしかありません。

1万枚の300万円分購入すれば期待値とすれば150万円程度は当選する確率が存在し、1等が当たる確率も1/2000まで跳ね上がります!それでも2000人いたら1人ですからね。。かなりの幸運が必要な事が分かります。。

まさしくその名の通り、くじ、ですね。

私自身の親を見ながら思う事ですが、宝くじはお金を増やす、という目的で購入するのではなく、夢を買う、買って当たるかどうかを親戚や近所の方々と楽しむ、という文化が日本には根付いているように思います。

ただ近年は確率的な現実論で当たらない、という事を考えて買わない人が増えている印象があります。

宝くじの平成29年度の売上額が前年度比6・9%減の7866億円にとどまり、20年ぶりに8千億円を割り込んだことが14日、総務省の集計で分かった。全体の4割を占めるジャンボくじの不振が影響した。売上額から当せん金や販売経費などを差し引いた収益金は10・5%減の2996億円だった。

宝くじの売上額は17年度の1兆1047億円をピークに減少傾向で、同省は「主な購入層だった中高年が年金受給者になり、自由に使えるお金が減ったためではないか」と分析している。

引用:参経ニュース

 

テレビによる宝くじの宣伝

今回この記事を書くようになったきっかけのテレビについてですが、私自身久しぶりにテレビを見てみて違和感が凄かったです。

というのも今回の番組では宝くじを購入すればあなたもこんな風に高額当選が得られます!だから購入しましょう、というような編集に見えたからです。最初から最後までしっかりと該当番組を見たわけではありませんが、一部を見た時にそのように感じました。

事実としては宝くじの還元率は約50%で収益は地方財政として〇〇に利用されています、です。ただし、地方財政としての一部は販売促進費としてテレビ業界に流れています。つまりテレビ業界はお金を貰って宝くじの宣伝番組を作っている、とも考えられます。

勿論宣伝しなければいけないのは分かりますが、そちらにお金を回すよりも還元率を上げて欲しいなとか色々と考えてしまいます。

以前、保険の話でも情弱であってはいけない、という事を記載しました。

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テレビから得られる情報についても何となくテレビを見て宝くじ当たりそうだな、と思って購入するのではなく、テレビは宣伝費用を貰って広告用の番組を作って報道している可能性があるのです。

ただ、それを承知の上で宝くじの還元率は約50%だけれどそれを承知で楽しみたい、というのであれば購入する、と考える事が出来るようにすべきであると思った事とテレビは内容によってはテレビは報道出来ない事もあるため、インターネットやSNS等の方が正確な情報を得られる時代になっているんだなとも思いました。

 

まとめ

  • 金融商品として見る宝くじは還元率50%で競馬以下
  • 宝くじの収益は地方財政へ。ただし一部は販売促進費として利用されている
  • 宝くじの当選確率は1等は1/2000万でまず当たらない
  • 宝くじ自体の人気は低下気味
  • 情報を得る媒体には注意が必要

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。