この記事を読むのに必要な時間は約 8 分34秒です。
こんにちわ!
新社会人になったばかりの自分に対して一言贈れるとしたら何を伝えたいか?現在30代である自身の視点からを書いてみたいと思います。
目次
もし新社会人の自分に一言伝えられるとしたら
仮に筆者が新社会人になった頃の自分に一言伝えられるとしたら何を伝えるか?ですが、30代になった自身の視点では
【失敗しても良いから資産運用をやりなさい!】
です。
筆者は資産運用=ギャンブル、というような感覚でいたため、資産運用の類はこれまで全くしませんでした。そのため資産ポートフォリオは利子が0.001%の銀行預金が100%の状態でした。
そんな自身に対して今であればとにかく多少損をしても良いから資産運用をやってみなさい、と言いたいです。
何故資産運用を過去の自分に勧めるのか?
筆者が何故過去の自分に資産運用を勧めるのか、ですが
- 早く始めるほど勝率が上がるから
- 資産を運用してみる事で金融リテラシーが身に付くから
- 人生の選択肢が増える
になります。
早く始めるほど勝率が上がる
資産運用をするのは勿論資産を増やすためです。もしくは資産を守るためでもあります。資産を減らすために資産運用するという人はいません。
では何故資産運用を早く始めると勝率(資産が増える確率)が上がるのでしょうか?
ここでの資産運用は株式投資を例にとりますが、例えば米国市場全体の株価は長期的な視点で見ればずっと上昇しています。

短期的に見れば下がっている部分もありますが、長期で見れば右肩上がりです。これは資本主義社会では緩やかに世界に存在する資産が増加していく事が起因しており、世界の富は今現在も増え続けているからになります。

つまり世界の富は増え続けているため、その価値を生み出している会社は価値があると認められ、株価は価値の上昇に伴い連動して上昇する、という事が言えます。
なので今後も世界的に見れば株価は上昇していく、という事が予想されます。
仮に2000年の一番高いところで株式を購入した場合、その価格を取り戻すのに14年掛かっています。しかし、その後は上昇傾向です。そのため、長い時間待つことが出来れば出来るほど勝率は上がっていく事になります。
なので、資産運用は
- 長期目線の長期投資で時間を見方に付ける
- 全世界に分散して投資をする
が最も基本になります。
結果的に早く始めた方が勝率が上がる、という事が言えます。
(特にここ数年は物凄い調子が良いですしね)
金融リテラシーが上がる
資産運用をやってみると金融リテラシーが上がります。
これはどういう事かと言うと金融関連の情報に敏感になり、また世界のお金の動きが少しずつ理解出来るようになります。
例えば日本は現在先進国ですが、徐々に国際的に見れば経済的強さを失いつつあります。世界各国の経済力を測るのに簡単なGDPという物が存在します。

こちらを見てみると日本は1980年代から2000年少しの頃まで日本は世界2位のGDPでしたが、今現在は中国に抜かれドイツにも抜かれようとしています。これは日本が国際的に豊かな国ではなくなってきている事を示しています。
この結果として日本国民全体の給料は上がらない、また得られる所得に対して物価が高く生活が苦しくなる、という人の割合が上昇する事を意味しています。
ただ、こうした情報を知り得ることででは今現在であれば米国や中国の伸びている国に対して自身の資産を株式という形に変えて保有するようにすれば増える方向にいく、という事も同時に理解出来ます。
また日本の政治が何をしようとしているのかも同時に理解出来るようになっていきます。お恥ずかしい話ですが、筆者は資産運用を始めるまで自身の生活に何も影響を及ぼす事が無かったため、全く政治に興味がありませんでしたが、資産運用をするようになって政治にも興味を抱くようになりました。
例えばイデコによる減税政策を政府主導で実施するようになりました。こちらの施策はうまく利用する事で非常にお得な制度ですが、政府としては日本の銀行預金となっているお金を市場に回す事でより経済を循環させて経済を活性化したい、という狙いがあります。
そのため、より多くの人が投資を実施して利益を得られるようにするため公的なお金の多くも株式市場に投入していたりします。
資産を運用する事でこうした政府が実施する情報や考え方に対してより情報を多く取得できるようになっていきます。
人生の選択肢が増える
資産を運用する事で自身の資産が増えると選択肢が増えます。
例えば年金問題が大きく話題になっています。65歳からの支給だったものが70歳に引き上げられるとか、そもそも支給されるのかとか、破綻しているのではないか?など多くの事が問題になっています。
では65歳からも年金が貰えず働くしかないのか?という話になって来るのですが、かりにお金が十分あれば65歳からは働かなくて良い、という事になります。
お金はあくまで手段であるため、必要以上に保有しておいても意味はないと思っていますが、無いと困るのは事実です。仮に資産が十分にあれば多くの選択肢を持つ事が出来るというのもまた事実です。
そのため、資産をうまく運用する事で資産を増やし、取る事の出来る選択肢を増やすためも資産運用をしておく、というのは非常に有効です。
最初は失敗しても良い
筆者は過去の自分に失敗しても良い、と言っています。
こちらの理由ですが人間失敗して学ぶ生き物です。最初から上手く出来る人など多くありません。ですが、失敗するならば若いうちの方が絶対に良いです。25歳で100万円損しました!というのと70歳になって100万円損しました!ではダメージが後者の方が圧倒的に大きいです。
25歳であればその失敗を糧にいくらでも取り返す機会もあるだろうし、時間もあります。しかし、70歳であれば残り時間も少なく、またそれを糧に頑張ろうとする気力と体力がどれだけ残っているか、という問題もあります。
多くの成功者がどれだけ失敗しても最後まで続けたら成功した、というように失敗はしてもそこから学ぶことが出来るのであれば若いうちは良いと思っています。
そのため、若年期に資産運用をやってみて様々な経験をすることは非常に大事だと思います。
銀行預金は安全ではない
筆者は全資産を銀行預金に預けておきましたが、これはある意味では非常に危険です。
日本が今後国際的に貧しくなっていくのであれば日本円の価値が下がり、物価が上がっていきます。そうしてどんどんと今の1万円では購入出来る物が少なくなっていきます。
銀行預金は絶対に安全なのではなく、安全性の高い1つの資産運用先、という程度で考えるべきであり、自身の資産を守るために安定したポートフォリオはどのようなものなのか、しっかりと考えた方が良いです。
ただ、銀行預金が安全性が高く、また急に必要になったお金をすぐに取り出す事の出来る流動性の高い資産運用先であることは間違いないのでうまく使って良ければよいですね。
まとめ
新社会人になった自分に贈りたい言葉とその理由を書いてみました。
社会人になって特に使い道もなく、口座にお金が貯まっていくだけだった筆者ですが、0.001%の金利で特に意味もなくそれなりのお金を置いておくのは多くの観点から勿体ない、と言えます。
仮に1年間生活するのに必要な金額が200万程度であればそれ以上のお金は別の資産に移し、色々な形で運用してみて勉強しなさい、と筆者は過去の自分に言いたく、記事として起こしてみました。
何かの参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。