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こんにちわ!
今後上昇する株は日本の東証二部の市場に多いのはないか?という話をしたいと思います。
目次
株式市場規模について
まず、株式市場についてですが、世界の株式市場規模は以下のようになっています。
1位 米国 25.6兆ドル
2位 日本 4兆ドル
3位 英国 2.7兆ドル
4位 フランス 1.6兆ドル
5位 中国 1.5兆ドル
ちなみにGDPで見ると
米国>中国>日本>独国>英国
の順番になります。
どのような感想でしょうか?
筆者は日本のGDPが世界第二位だったのはかなり昔の事でしたので株式市場規模も相当順位が落ちていると思っていましたが、意外にもそうではなかったことが驚きでした。
米国はやはり1つ飛びぬけて凄い、という感想ですが、まだまだ日本も世界的に見れば凄いなと思ったのが正直なところです。
ここで言いたい事として日本の市場は規模で見れば世界の市場規模で見ても2番目に大きい十分注目に値する市場だという事になります。
日本市場について
特徴
日本市場の特徴としてまず日本の上場企業はその殆どが日本にあり、生粋の日本達によって会社が運営されている、という事が挙げられます。そして株主も約40兆円を日本市場に投資しているGPIFを筆頭におよそ7割が日本人であり、海外投資家は約3割と言われています。
一方で日本株の売買実施総額については約7割が海外投資家だと言われています。株価に影響を与えるのは株式の保有量ではなく、売買を行った実績になりますので、日本の株価に大きな変動が生じた場合は海外投資家が絡んでいる事が多いという事になります。
東証一部とその他について
日本市場には東証一部、東証二部、マザーズ、ジャスダックという市場があります。他にも沢山ありますが、ここでは割愛します。
これらの市場の違いの詳細説明は省略しますが、東証一部は誰もが知る企業が多いです。二部もそこそこ有名な企業が多く、マザーズやジャスダックはベンチャー企業が大多数、というような市場分けがされています。
東証二部が狙い目だと思う理由
日本語という物凄い参入障壁
日本語というのは世界的に見ても物凄い難しい言語です。私達が普段何気なく利用している言語は他国の人から見ればなぜひらがな、カタカナ、漢字、等の難しい形態を持っているこの言語を自由に使えるのは凄い事です。
そして株式購入時に非常に重要な企業情報などが、この参入障壁が非常に高い日本語でしか書かれていない企業が東証二部以降はそれなりの数があります。米国の企業情報が英語で読みにくい、と日本人が感じるのとは全然違うレベルで海外の人から見れば読みにくい事になります。海外の人から見た日本語は日本人の感覚的にはアラビア語で書いてるとかのレベルでしょうか。
そのような大きな参入障壁がある企業は詳細が分からないため、海外投資家からすれば敬遠したくなる企業です。
つまり、物凄い良い会社だとしても海外のプロ投資家が購入した方が良い、と判断する事が難しいという事になり、日本のそうした東証二部やマザーズには海外投資家が参入しずらい、という事が言えます。
外国人投資家による影響が少ない
先ほど述べた理由の通り、実際に外国人投資家が売買している割合は圧倒的に東証一部の企業が多いです。
これの何が良いかと言えば外国人投資家は自国ではなく、他国である日本に投資しているくらいなので、基本投資のプロたちが多いです。プロが多くいる市場とプロが少ない市場のどちらが勝ちやすいか?と言われれば間違いなく後者です。
そしてプロが少ないという事はアマチュアが株式の大多数を売買しているという事になります。それはつまり、株価が適正な値になりずらい、という事を意味しています。
株価が適正な値になりにくい、という事は企業価値が本来物凄い高いのに、株価は物凄い安かったり、全然企業価値が無いのにも関わらずマネーゲームのようになって非常に株価が割高である、という事が生じやすい、という事が言えます。
なので、東証一部よりも東証二部のような市場の方が良い企業で割安株が多いのではないか、という話です。
日本も株主には追い風
これまでの日本市場と言えば、株主軽視な市場でした。
日本人の資産の割合が海外と比べて銀行預金の割合が多いのと似ていて、企業でも貯蓄の割り買いが非常に高い企業が多かったのです。
しかし、昨今のアベノミクス以降は徐々に日本企業も株主還元に対して積極的であり、1株当たりの株式価値を上げる自社株買いや配当金の増配を継続的に実施している企業が非常に増えてきました。
これは何を意味しているかと言うと時価総額で見た時に世界2位の市場が株主還元を積極的に行っているという事であり、非常に魅力的な市場になっているという事を意味しています。
そのように魅力的な市場になっていくと、これまで株価が企業価値以上に低いと思われていた企業については徐々に資金が流入していき、株価が適正な額まで上昇していく可能性が高いのではないか、という話です。
故に東証二部にオススメ株が多いと思う
このような理由から東証二部にオススメ株が多いのではないか、と筆者は考えているわけです。
東証二部であればある程度企業規模もあるため、仮に短期的な不況が来ても一気に潰れてしまうような事はなく、事業性がしっかりしていれば、いずれ復活していけるのではないかと思うのです。
これがマザーズ等のベンチャー企業であればどれだけ良い事業を実施していたとしても体力的な問題から、市場の好不況に大きく左右されてしまい、ある種のギャンブルに近い形になる部分がどうしても有るのかなと思っています。
何かの参考になりましたら幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。